
今年も残すところあとわずか。おせち料理の準備は完ぺきですか?わが家では毎年、12月に入るころに知り合いからぎんなん(銀杏)を頂きます。紅葉の時期には恐ろしいにおいを放っていた、あのぎんなんを食べられる状態にして、持ってきてくれる知り合いにいつも感謝しきりです。
さて、そのぎんなんをおせち料理としてわが家では頂きます。ぎんなんの透明感のあるなんとも言えない色合いがたまらなく愛おしく感じるのはわたしだけでしょうか。金色=金運上昇などの意味があるそうです。
さて、そのぎんなんの簡単でおいしい食べ方、炒りぎんなんをご紹介します。

炒りぎんなんの作り方
材 料
・ぎんなん ・・・ 100g
・塩 ・・・ 10g
・水 ・・・ 100㏄
作 り 方
①ぎんなんを水で洗い、ペンチなどで割れ目を入れます。
②鍋に水と塩を入れ、鍋をゆすりながら水分がなくなるまで炒ります。
③お皿に盛り付けて完成!
塩ゆでのような状態なので、しっかりと味がしみます。
残ってしまったら・・・
殻と薄皮を剥き、ジップロックなどに入れ、冷凍保存します。茶碗蒸しや、煮物の色どりに添えるときに重宝します。
殻と薄皮を剥き、油で素揚げにしてもおいしいですよ!
ぎんなんの効果・効能
ぎんなんはビタミンCやビタミンB1、カロテン、鉄分、カリウムなどの栄養成分を豊富に含んでいます。また、もちもちとした触感のもとであるでんぷん質も多く含んでいます。
東洋医学でぎんなんは、肺を温めて咳止めや痰の排出に効きます。また、排毒効果や強壮・強精の効果や夜尿症にも効果があるそうです。
冬に食べると、風邪対策にもなるというわけですね。

食べ過ぎ注意!
ぎんなんには「メトキシピリドキシン」という、なにやら難しい名前の成分が含まれており、これが原因で中毒症状を起こすことがあります。症状としては、嘔吐・痙攣・呼吸困難・めまいなど。
個人差はかなりあるものの、食べる目安として・・・
成人 40 ~ 300個ほど
小児 7 ~ 150個ほど
だそうです。ナッツ感覚で、ビールのおつまみについパクパク食べてしまいがちですが、注意が必要ですね。お子様が食べるときには、大人が見ているところで食べさせましょう。